生理中も快適に働くには？オフィスでできるフェムケア習慣

2025年8月7日

生理中はムレや痛み、不快感でつらい…そんな経験、誰しも一度はあるはず。特に夏は、生理と向き合うだけで精一杯。だけど仕事は待ってくれない。今回は、働く女性のために、無理なくできるオフィスでのフェムケア習慣をご紹介します。

｜なぜ夏の生理は不快感が強まる？働く女性のリアル

生理中はホルモンバランスの変化で心も体も敏感になりやすく、痛みやだるさ、集中力の低下に悩む人も多いですよね。さらに、夏は高温多湿によるムレやにおいが気になりやすくなります。

とくに長時間座りっぱなしのデスクワーク、冷房の効いたオフィスでは冷えとも向き合う必要が。現代の働く女性たちは「不調を隠してでも働く」ことが美徳とされがちですが、その結果、知らず知らずのうちに我慢が習慣化してしまっている人も少なくありません。

でも、生理による不快感を「仕方ないもの」と諦めるのではなく、自分にできる範囲でケアすることが、心地よく働く第一歩になります。

フェムケアは、特別なことをする必要はありません。オフィスでも簡単に取り入れられる工夫を3つご紹介します。

1. ナプキンや吸水ショーツのこまめな交換
快適に過ごすためには、ナプキンを2〜3時間ごとに交換するのが理想です。忙しくてもトイレに行くタイミングを意識して作るだけでも、快適さが変わってきます。

2. デリケートゾーンを清潔に保つアイテムを活用
市販のデリケートゾーン用のウェットシートやミストは、トイレのついでに使えるので手軽。無香料・低刺激のものを選ぶと肌への負担も少なく安心です。においやムレが気になる時にも気分転換になります。

3. 冷え対策を意識する
冷房が効いたオフィスでは、体が冷えやすく、体調を悪化させる原因にも。ひざ掛けやカイロ、温かい飲み物（白湯やノンカフェインのお茶）を取り入れるだけで、体のが温まり、ラクに感じられる方も。

フェムケアは、「甘え」や「特別なこと」ではありません。日々の中で、自分の体調に耳を傾けて、できる範囲で整えていくこと。快適に過ごすことで、仕事にも集中しやすくなるかもしれません。

仕事も家庭も頑張っていると、つい自分のケアは後回しになりがち。でも、つらい状態で無理を続けるより、ほんの少し自分をいたわることで、心にも余裕が生まれます。

周囲の理解が追いついていないと感じることもあるかもしれませんが、まずは自分自身が「生理中のケアは当たり前」と認識することが大切です。

「生理中の働き方」は、人によって必要なサポートも違います。だからこそ、自分の体の声に敏感になり、快適に過ごすための工夫を見つけていきましょう。

フェムケアは、特別なことではなく「自分を大切にするための習慣」です。今日からできることを一つずつ取り入れて、つらい日も、少しでも心地よく過ごせるように整えていきましょう。